AIマッチングの業界浸透
AI(人工知能)がさまざまな業態で取り入れ始めた
昨今、我々人材紹介業においてもAIマッチングが徐々に広まりつつあります。
ところで、AIマッチングについて皆さんどのような認識をお持ちでしょうか?
ロボットエージェントが登場し、事前のエントリーシートを入力するだけで、
医療機関側への交渉などを済ましてくれるのでしょうか。
そこまで行けば、そもそも私たち人材紹介エージェントの必要性が疑われるわけで、
また、まだそこまでの技術発展にはさまざまな障壁があるために、すぐには難しいかと思います。
しかしながら、転職者のレジュメや地域、転職回数などのパーソナル情報から、
条件にあった転職先をピックアップすることはできますし、逆に医療機関側においても、エージェントの活動状況から、医療機関側の傾向を判断し、求職者に合う職場かどうかの分析結果の開示ぐらいならできるのではないでしょうか。
そもそもAIって何?
私も仕事柄、AIの開発について、色々とお客様からご質問をいただくわけなのですが、
「これって、なんちゃってAiだよね」とか、「これは機械学習なのでAIです。」など、
意外と仕事の中では、曖昧な分類が多かったので、
白黒はっきりさせたいと思い、先日とある、AI・DXビジネス推進ウェビナーに参加してみました。
AIを大きく分類すると「汎用型AI」「特化型AI」の2つに分かれるそうで、
前者がいわゆるドラえもん型AIで、人間と同じように振る舞える人型ロボットというものです。
四次元ポケットは流石にないでしょうが、、、
※ドラえもんは「ねこ型」「たぬき型」どっちでしたっけ?
これは、人間と同じように論理的思考による計画、予測、そしてそれを判断して
会話や運動などを行い実行に移すことができるAIのことで、
流石に、現実的ではまだ到達できていない話のようでした。
でも、ドラえもんは22世紀にできたそうなので、もうすぐかもしれませんね。
そして、後者の「特化型AI」こそが、現代で活躍の場が広がっている
ある特定の領域で知的に振る舞うことができるAIです。
最近よく耳にする、音声認識からテキストを起こしたり、画像から特定の条件を抽出したりするものですね。
この「特化型AI」をさらに分類すると
「ルールベース」と「機械学習」に分かれるそうでして、
前者が特定の定めたルール(条件)に情報を照らし合わせることで、実行の判断を行うもの、
後者がAI自身に複数のパターンを記憶させることで、AI独自に解釈をさせるもの、
といった感じでに分かれるそうです。
「あ、なんちゃってAIって言っていたルールベースもちゃんとしたAIなんだ!!」
「これからAIですって言い切れるのね。」
目から鱗で、なぜか自身が持てるようになってしまいました。
しかしながら、どのAIについてもやはり100%の結果を出せるというものではないそうで、
イレギュラー条件に対してバグなどはどうしても怒ってしまうようです。
そこかのタイミングで人間のチェックが必要みたいです。
その部分は、人間と同じですね。
あくまでも流作業やルーティーンワークなどを任せるという意図での導入や
労働力の削減、時間短縮などで私たちの役に立っているのがほとんどのようです。
AIマッチングのメリットってほんとのところどうなの?
色々とAIについて独自で調べていて感じたのですが、
何度も書かせてもらうように、AIって、通常の業務の労働力の削減、時間短縮目的がほとんどのケースなので、
我々の人材紹介事業におけるAIマッチングにおいても、「我々業者側の手間の削減」というメリットが多いのがよくわかりました。
でも、それって求職者のドクターにとっては、実際のところあまりメリットないお話しなんじゃなかなぁと最近感じる次第です。
もちろん、AIマッチングなのでスピード感はあるかと思いますが、「AI」と響きは良いですが、必ずしも当事者にとってのメリットがあるかは、しっかりと見極めないといけませんね。
22世紀のドラえもん時代が来るとどうなるかわかりませんが、
結局最後は人による判断が重要であることには間違いありません。
なお、当社で運営をしておりますドクトルワークの
人材紹介エージェントは少数精鋭のスタッフでマンツーマンで行っております。
一同、皆さまが良い職場へとステップアップできるようにと心に抱きながら
案件のご案内を行なっておりますので、AIにはない、心が伝わる転職支援をお好みの方は、
ぜひ一度お問い合わせいただけますようお願い申し上げます。