2021年7月から入社いたしました。mameです!
こちらの業界は初めてで、右も左も分からない新参者ですが、
精一杯頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
趣味は、映画鑑賞、読書、ライブ鑑賞、旅行です。
イヤイヤ期真っ盛りの2歳の男の子ママとして、日々奮闘しています。
コロナの影響もあり、ステイホームが日常化してしまい、
元来インドア体質だったことありますが、最近はさらに磨きがかかってきております。
以前よりも音楽や動画配信サービス等のサブスクが充実していて、おうち時間を楽しむツールが豊富ですよね。おかげで録画していた番組もどんどん溜まってきてしまい、逆に困ってしまうことも…。
楽しむはずのエンタメが雪だるま式に膨らみ、なぜだか追われるようにそれらを消化する日々です。
そうなってくると、今度はどういったわけか無性に活字が恋しくなってきて、
久しぶりに読書欲が沸いてきたりと、不本意ながらエンタメの無限ループに翻弄されています。
育児をしていると静かにゆっくり読書を楽しむ時間もなく、
いつか読もうと買うだけ買っていた本が、これまたノルマのように溜まっています。
そんな中、最近読んだ本で、手軽にサクッと読めておもしろかったものをご紹介したいと思います。
荻上直子著書「川っぺりムコリッタ」
作者の荻上直子さんは、小説家というよりも映画監督で脚本家という肩書きがしっくりくるかと思います。
「かもめ食堂」「めがね」「彼らが本気で編むときは、」等、ほんわかとした映画を撮っていらっしゃる印象です。大きな出来事や事件は起きないけれど、人々の描写が優しくて丁寧で、とても温かみのある作品を作っていらっしゃいます。
この本もそんな雰囲気の物語です。
あらすじは…
川沿いのおんぼろアパート「ハイツムコリッタ」で暮らし始めた孤独な青年を主人公に、
底抜けに明るい住人達との予期せぬ交流がもたらす心の変化を描き出す…
と簡単に説明するとこんな感じです。
やはり大した事件が起こりそうもなさそうですよね。
そうです、そうなんです、大した出来事は起こりません。
でも、だからこそ人々の静かな感情や優しさが丁寧に描かれていて、読んでいると心がポカポカと温かくなってくるのです。
200ページにも満たない短めの小説で、1日あれば充分読破できると思います。
それでも読んだ後に充実感を持つことができ、登場人物達に愛着が沸いてきます。
嫌な登場人物もほぼ出てきません。
卑屈で夢も希望もなかった主人公が、周囲の人々との交流を経て、少しずつ優しく明るくなっていくストーリーです。
不器用で優しくて、少し風変わりで、とっても素敵な登場人物ばかりです。
そして、時折出てくる食事シーンがすごく美味しそうなんです。
実際には、挿絵などもないので、文章から自分で想像するだけなんですが、
主人公が炊くご飯の匂いや、皆で食べるすき焼きのお肉の甘味が口に広がっていくように感じます。
この本を読み終えた時、すごくお腹が減っていたような気がします。
そしてこの物語、来月11月に映画として公開されるんです。
主演は松山ケンイチさん、他にムロツヨシさんや、満島ひかりさんも出演されます。
実際に映像で見ると、食事風景がさらに美味しそうに感じるんだろうなぁと今から楽しみです。
去年見た劇場版エヴァンゲリオン以来、久しぶりに映画館に足を運んでみようかなと考えています。
とってもおすすめの本なので、ご興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
もちろん映画観で映像作品として鑑賞されるのもアリです。
芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋と色んな過ごし方ができる季節ですね。
趣味や、自分の好きな事でしっかりとパワーチャージして、コロナに負けずお仕事頑張りたいと思います!